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クルーズ乗船1万3500人 1~3月 ジャンボツアーズ発表


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 1~3月にMSCクルーズ(スイス)が日本発着史上最大級のMSCベリッシマ(全長315・8メートル、17万1598トン)で実施した那覇発着クルーズで、ジャンボツアーズ(那覇市、谷村勝己社長)は25日、買い取った客室のうち、1万3500人の搭乗があったと発表した。
 県が掲げる、観光客が航空機で沖縄を訪れクルーズ船に乗り換える旅行「フライ&クルーズ」の先駆けとして、MSCクルーズは同期間に全14回(うち那覇発着12回)の航海を実施した。ジャンボツアーズは、同期間の客室の約半数に当たる1万500室(2万1千人分)を買い取り、国内客1900人、海外客800人、県内から1万800人を集客した。
 船は那覇、宮古、石垣、台湾の基隆に寄港し、乗船者らは日本一早い桜まつりや花のカーニバルなど、県内各地のイベントにも多く訪れた。同社は11月にも同様のクルーズを12回予定している。
 当初、国内客の目標値を1万人、海外客は4千人としていた。谷村社長は「国内客が思ったより伸びなかった。11月からのクルーズは早めに集客をかけ、多くの人に乗船してもらいたい」と話した。
 (與那覇智早)