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TSMCと九大 包括連携を締結 共同開発プロジェクトも


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 九州大は2日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と人的交流などの包括連携の覚書を1日付で締結したと明らかにした。熊本県菊陽町に工場を建てたTSMCと半導体分野の研究と人材育成で協力するのが狙いと説明している。
 九州大によると、TSMCの技術者や研究者による大学院での講義を4月から実施。学生に同社へのインターンシップの機会も提供する。共同開発プロジェクトも手がける方針だ。
 TSMCや関連企業の熊本進出に伴い、半導体人材の育成は急務となっている。九州大は昨年、熊本県や熊本大と包括協定を結んだほか、台湾の工業技術研究院、台湾の陽明交通大とも包括連携の覚書を締結した。