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独立系投資ファンド「ドーガン」が沖縄に初進出 中堅企業へ金融支援


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 独立系投資ファンドのドーガン(福岡県、森大介社長)は17日、県内の中小企零細企業に出資するファンド運営のSCOM(エスコン、浦添市、藤本和之代表)と業務提携契約を締結した。

 ドーガンは県内初進出で、主に中堅企業を対象にした金融支援やコンサルタント業務などを行っていく方針だ。

 ドーガンは2004年に設立し、24本のファンド組成(総額約500億円規模)や年間約60社に対するコンサルティングなどに取り組んできた。県内では主に事業規模3億~50億円の企業を対象に投融資やコンサルティングなどの金融支援に注力していく予定だ。

 ドーガンの佐藤光ディレクターは「コロナ禍が終わった中、財務を痛めている中小企業や中堅企業は多い。われわれのノウハウを生かして、伴走型の支援を行っていきたい」と抱負を語った。

 エスコンの藤本社長は「県内中堅企業への金融支援に携わるファンドは少なかった。福岡で20年間培った地域密着型の経験が沖縄の事業者の力になるよう、共に頑張っていきたい」と話した。

 (当間詩朗)