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国際通り「首里天楼」が改装 富裕層など訪日客向けに整備 沖縄


国際通り「首里天楼」が改装 富裕層など訪日客向けに整備 沖縄 リニューアルした宴席対応の空間「白澤の間」を紹介するジェイシーシーの渕辺俊紀社長(中央)ら=18日、那覇市国際通りの首里天楼
この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 良太

 ジェイシーシー(渕辺俊紀社長)は18日までに、那覇市国際通りで経営する「首里天楼」2階を改装し、上質な空間で文化を楽しみながら交流することをテーマにした「白澤(はくたく)の間」をオープンした。全長10メートルにわたる琉球使節団の「江戸上り」の絵、中国で縁起が良いとされる霊獣の白澤などが描かれているほか、琉球舞踊や三線演奏などが鑑賞できる舞台やプロジェクターも設け、大きな宴席に対応できる空間を新たに作った。

 新型コロナ収束でインバウンド(訪日客)客が増加傾向にあることから、富裕層やMICEによる利用の受け皿として整備した。琉球料理だけでなく和食を楽しみたい外国人の需要に応え、メニューも「和琉」コースを導入した。渕辺社長は「県内企業による県外関係者の接待や某新年会、結納や生年祝いなどでの利用も想定している」と説明した。

 首里天楼は今年1月、旅行新聞新社が主催する第44回「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」に選ばれた。

 (島袋良太)