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円下落、一時158円迫る 介入観測後も円安進む


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 1日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=157円台後半を付け、一時、158円台に迫った。米国の雇用関連指標で賃金上昇圧力の強さが示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの観測が強まり、日米の金利差が当面開いたままとの見方からドル買い円売りが優勢だった。
 4月29日に政府・日銀が円買いドル売り介入をしたとの見方が広がっているが、その後も円安は止まっていない。
 午後5時現在は前日比1円03銭円安ドル高の1ドル=157円88~90銭。ユーロは42銭円安ユーロ高の1ユーロ=168円32~36銭。
 FRBが日本時間の2日未明、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。