パートら短時間労働者の雇用保険への加入を推進する改正雇用保険法が10日、参院本会議で自民、公明、立憲民主各党などの賛成多数により可決、成立した。加入義務の要件である週の労働時間「20時間以上」を、2028年10月から「10時間以上」に緩和。新たにパートら481万人の加入を見込む。働き方の多様化を踏まえ、雇用のセーフティーネットを広げる。現役世代が安心して働ける環境を整える。
支払う保険料や給付は、現在の加入者と同じ水準とする。労働者が支払う保険料率は0・6%で、月給5万円の人が加入した場合の保険料負担は月300円になる。
働く人のリスキリング(学び直し)を促進する。教育訓練を受講し、修了すると受講費用の一部を支給する給付金は24年10月から拡充。給付率を「最大70%」から「最大80%」に引き上げる。
有料
481万人が雇用保険加入 要件緩和 パートら、週10時間で
この記事を書いた人
琉球新報朝刊
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/favicon-21x21.png)