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日韓企業の協力深化へ 経済人会議開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日韓の企業トップらが意見交換する「日韓経済人会議」が14日、東京都内で開幕した。今年で56回目で、日本での開催は2018年以来6年ぶり。両国首脳がお互いに行き来する「シャトル外交」の再開などで関係改善が進む中、先端技術の研究開発や人材交流などで企業間の協力関係を深める。15日に共同声明を採択して閉幕する。
 日韓経済協会の佐々木幹夫会長(元三菱商事会長)が冒頭「日韓は競争関係にあると同時に補完関係にある。これほどふさわしい連携相手はない」とあいさつ。韓国側の韓日経済協会の金(キム)鈗(ユン)会長は「相乗効果を生み出す協力を通じ、持続可能な未来をつくり出したい」と応じた。
 菅義偉前首相が来賓として出席し「経済連携の拡大や交流促進は日韓関係を進める上で必要不可欠だ」と訴えた。