経団連は28日、結婚の際にそれぞれの姓を変えない選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める提言書を、小泉龍司法相に提出した。経団連ダイバーシティ推進委員会の魚谷雅彦委員長は「国会で建設的な議論を一日も早く進めてほしい。多くの女性の期待がある」と強調した。受け取った小泉氏は「さまざまな意見があるが大事な問題。大勢の方に参加してもらい、幅広く、奥深く検討したい」と述べ「一緒に知恵を絞りましょう」と呼びかけた。
魚谷委員長は上川陽子外相にも提言書を提出。上川氏は実現に向け、環境整備の重要性を訴えた。それに先立つ記者会見で「しっかりと議論し、より幅広い国民の理解を得る必要がある」と述べ、賛否は明言しなかった。
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夫婦別姓「国会議論を」 経団連、法相に提言書
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琉球新報朝刊