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入域見込み250万人 6~8月 空路線の需要好調


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は2日、6~8月の県内入域観光客数が各月で前年度比11~24%増え、250万9800人になるとの見通しを発表した。国内客は観光シーズンとなる夏の需要を取り込むなど堅調に推移し、特に8月は台風の影響を受けた前年と比較し大幅に回復する見込み。
 入域客数は6月が国内空路で地方路線や離島直行便の需要が好調なことなどから73万9900人と予想する。海外は空路客が格安航空会社(LCC)エアアジアの台北路線新規就航などで、前年同月比71・8%増の11万7千人。海路は上海や基隆などからの客船寄港で同約4・5倍の3万4200人を見込む。
 7月は86万5800人。国内空路客は航空会社のタイムセールなどで前年並みの65万9千人と予測する。海外空路はイースター航空の韓国・仁川路線の復便などから同54・4%増の12万4千人、海路は26回の客船入港で8万100人が訪れるとした。
 8月は90万4100人と予測。台風6号の影響で入域数が落ち込んだ前年と比べ大幅に増加し、国内空路客は同12・5%増の70万7千人を見込む。海外空路客は同78・8%増の12万8千人で、海路は20回の客船入港で6万6400人とした。 (與那覇智早)