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不妊治療顕微鏡 ニコン開発発表


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ニコンは4日、不妊治療で精子を卵子の中に送り込む「顕微授精」に使う新たな顕微鏡を開発したと発表した。ボタンの設定を工夫して作業時間を短くできるようにした。ディスプレーも見やすくした。受精卵の培養を手がける「胚培養士」と呼ばれる医療技術者の負担軽減を目指す。女性の晩産化や不妊治療への保険適用で、生殖補助医療の需要は高まっている。子会社のニコンソリューションズ(東京)が5日に発売する。本体価格は500万円程度。周辺機器を含めると800万~1千万円程度という。