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株価一時4万1100円台 取引中の史上最高値更新


株価一時4万1100円台 取引中の史上最高値更新 日経平均株価の推移
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 5日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が6営業日ぶりに小幅反落した。終値は前日比1円28銭安の4万0912円37銭。朝方は日本株の先高観を支えに一時4万1100円台を付け、約3カ月半ぶりに取引時間中の史上最高値を更新した。買い一巡後は、高値への警戒から利益を確定する売りに押され、失速した。
 東証株価指数(TOPIX)は14・29ポイント安の2884・18。出来高は約16億3500万株だった。
 平均株価は前日、日本企業の業績拡大への期待から、終値としての史上最高値を3月下旬以来、更新。TOPIXも約34年半ぶりに史上最高値を付けていた。
 買いの勢いは5日も続き、平均株価は朝方に一時200円近く上昇した。フランスの極右政党台頭による財政悪化への懸念がやや和らぎ、前日の欧州市場が堅調に推移したことも好材料だった。
 その後は自動車や半導体関連銘柄の一角の値下がりが響き、平均株価は下落に転じた。
 前日までの5営業日で計1500円超上昇して最高値圏で推移してきたため、相場の過熱感が意識された。外国為替相場が円高ドル安方向に振れたことも重荷だった。