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サンエー最高収益576億円 第1四半期 個人消費が活発


サンエー最高収益576億円 第1四半期 個人消費が活発 サンエー(資料写真)
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 サンエー(宜野湾市、豊田沢社長)が5日発表した2025年2月期第1四半期決算は、売上高にテナント収入などを含めた営業収益が前年同期比3・7%増の576億6200万円、経常利益は17・2%増の43億円で増収増益だった。純利益は16・8%増の27億6900万円。同社によると営業収益、経常利益、純利益いずれも第1四半期として過去最高だった。

 新型コロナウイルスの5類移行前の時期が重なった前年同期と比べ、個人消費が活発化し、観光需要も回復した。母の日などの行事が好調で、物価高を受けた単価上昇もあり増収増益に寄与した。小売部門の売上高は外食が大きく伸びたほか、衣料品、住居関連、食料品いずれの項目も前年同期を上回った。

 同社は5日、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割することも発表した。株式の投資単位当たりの金額を引き下げることで流動性を高め、投資家層の拡大を図ることが目的だと説明した。

  (當山幸都)