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東証大幅続落、971円安 円高進行、輸出銘柄に売り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 18日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続落した。終値は前日比971円34銭安の4万0126円35銭。外国為替市場で円高ドル安が進み、円安下での業績押し上げ期待が後退した自動車株など輸出関連銘柄が売られた。前日の米国のハイテク株安も重荷となり、相場への影響が大きい半導体関連銘柄も値を下げた。
 東証株価指数(TOPIX)は46・58ポイント安の2868・63。出来高は約17億6400万株。
 18日の外国為替市場の円相場は対ドルで急伸し、一時1ドル=155円台前半を付け、約1カ月ぶりの円高ドル安水準となった。トランプ前米大統領のドル高をけん制する発言や、河野太郎デジタル相の日銀に対する追加利上げ要求が伝わり、円買いにつながった。
 前日の米国市場では、米政府が中国で先端半導体事業を続ける外国企業への規制強化を検討していると伝わり、ハイテク株が下落。この流れを受けた東京市場でも半導体関連銘柄に売りが集まった。平均株価の下げ幅は、朝方や取引終了間際に1000円に迫った。