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住所変更手続き スマホで可能に 地銀62行、来年2月


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 全国地方銀行協会は29日、転居に伴って必要となる銀行での住所変更手続きをスマートフォンでできる「生活基盤プラットフォーム(仮称)」を開発し、引っ越しシーズンを控えた2025年2月をめどにサービスを始めると発表した。まずは地銀協に加盟する全国62行を対象とする。
 マイナンバーカードの個人認証機能を活用する。住所変更の際にスマホでマイナカードを読み取り、利用者が同意すれば、住所が銀行に送られ、変更が完了する。電気やガスなどの料金を支払う口座振替の手続きもできる。他の金融機関にも対象を広げ、26年2月からは電気やガスの利用開始と停止手続きも行えるようにする。
 生活基盤プラットフォームは、システム会社のTOPPANエッジ、NTTデータと共同開発する。地銀協の担当者は「地銀のネットワークを生かして多くの企業の参加を促したい」と述べた。