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大手百貨店3社 7月全社販売増 訪日客効果、夏物好調


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 大手百貨店3社が1日発表した7月の既存店売上高(速報)は、全社が前年同月を上回った。円安によるインバウンド(訪日客)効果が継続したことや、気温上昇に伴う夏物の衣料品などが好調だった。
 上昇率は大丸松坂屋百貨店が10・0%、高島屋が8・1%、三越伊勢丹ホールディングスが7・2%だった。夏物のブラウスやサングラスなどが売れた。日銀の追加利上げによる円高進行については「注視しなければならないが、当面は円安基調で訪日客を呼び込むだろう」との声が聞かれた。
 免税売上高は、大丸松坂屋と三越伊勢丹が約2・1倍、高島屋は82・9%増だった。高級ブランド品が人気だった。