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米IT5社 増収増益 4~6月期 AI需要が拡大


米IT5社 増収増益 4~6月期 AI需要が拡大 米巨大IT5社の24年4~6月期決算
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 【ニューヨーク共同】米巨大IT5社の2024年4~6月期決算が1日、出そろった。生成人工知能(AI)を活用できるサービスや製品の需要が拡大した。各社の主力事業も堅調で5社全てが増収増益だった。
 グーグルの持ち株会社アルファベットは、純利益が前年同期比29%増の236億1900万ドル(約3兆5千億円)だった。自社開発したAIを活用したネット広告やクラウドサービスの収入が増え、AI利用に強みを持つ自社ブランドのスマートフォン「ピクセル」の販売を含む事業の業績も拡大した。
 マイクロソフトの純利益は10%増の220億3600万ドルだった。AIを活用した企業向けのクラウド「アジュール」などの事業が好調で利益増加に寄与した。
 アップルの純利益は8%増の214億4800万ドル、売上高は5%増だった。アプリ販売などのサービス事業が好調で、タブレット端末のiPad(アイパッド)の売れ行きも良かった。