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支店に太陽光 CO2を削減へ 琉銀、宮古・八重山で


支店に太陽光 CO2を削減へ 琉銀、宮古・八重山で (右から)琉球銀行安藤調査役、與那嶺さん、ネクステムズの比嘉社長、琉銀の南風盛部長、渡久地上席調査役=30日、那覇市の琉球新報社
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 琉球銀行はこのほど、宮古支店、八重山支店と両支店の寮の屋上を電気工事業のネクステムズ(浦添市、比嘉直人社長)に無償で貸し出し、同社が提供する第三者所有モデルでの太陽光発電設備を設置した。年間で二酸化炭素(CO2)排出量約70トンの削減につなげる。
 今回の第三者所有モデルは、事業者が設備を設置し、琉銀は使用料に応じて電気料を支払う仕組み。
 同行によると、再生エネルギー由来の電気量は両支店の約3割の電力をまかなえるという。宮古支店が昨年11月に、八重山支店は5月に設置した。契約期間は15年。職員寮には合わせて蓄電池を設置し、台風などによる停電時も電力供給が可能になった。
 ネクステムズは同様の仕組みで、宮古地域では千件以上の導入実績がある。琉銀は「今後も環境に配慮した施策に積極的に取り組んでいく」とした。 (與那覇智早)
(右から)琉球銀行安藤調査役、與那嶺さん、ネクステムズの比嘉社長、琉銀の南風盛部長、渡久地上席調査役=30日、那覇市の琉球新報社