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子ども向け猛暑グッズ好調 日傘、首回り冷やすリングなど


子ども向け猛暑グッズ好調 日傘、首回り冷やすリングなど レイングッズ製造会社「小川」が販売する子ども向け晴雨兼用の傘
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 記録的な猛暑が今年も全国的に続く中、子どもが使える暑さ対策グッズの販売が好調だ。体温調節機能が未熟なことに加え、背の低さから高温になった地面の影響を受けやすいため、大人と比べて熱中症の危険が高い。日傘や首周りを冷やすクールリングを使って対策する親が多いという。
 名古屋市のレイングッズ製造会社「小川」は遮光率が99%以上の子ども向け晴雨兼用の傘を販売しており、今年はすでに昨年の約2倍となる8千本ほどが売れた。傘の生地の前部に視界を確保できる透明な窓を設けて後部には反射テープを付けるなど、暑さ対策だけでなく交通安全にも配慮した。広報担当の小川太志さん(26)は「子どもを守る一つのアイテム。日傘を差すのが当たり前になってほしい」と話した。
 生活雑貨店のハンズでは、小さいサイズのクールリングを展開する。4月の販売開始から、店舗やインターネット通販で約7千個売れた。
 サントリー食品インターナショナルとウェザーマップが行った検証実験によると、子どもの胸の高さで計測した気温は、地面の照り返しの影響差などにより大人よりも約7度高くなる。