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ホンダ、ヤマハに電動二輪供給


ホンダ、ヤマハに電動二輪供給 ホンダの電動二輪車「EM1 e:」
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ホンダは8日、手軽な移動手段として利用される「原付一種」の電動二輪車をヤマハ発動機に供給すると発表した。相手先ブランドによる生産(OEM)により、日本市場向けに2025年春ごろから供給を始める見通し。電動二輪の事業拡大につなげる。
 排ガス規制強化を背景に、ホンダは原動機付き自転車(ミニバイク)のうち、排気量50cc以下のエンジン車の生産を終了する方針が明らかになっている。ホンダの「EM1 e:(イーエムワンイー)」や「BENLY e: Ⅰ(ベンリィイーワン)」をベースにした車両を供給する。交換式電池を採用する。
 ホンダの武藤裕輔チーフエンジニアはオンライン説明会で「電動車は限定的な台数しか出せていない。両社合わせての数の効果が期待できる」と語った。
 ホンダは、排気量50cc以下の生産は排ガス関連の新規制基準が適用される25年11月までに終了する見通しだ。ホンダはこれまでも、排気量50ccクラスの車両をヤマハ発動機に供給している。