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健康・美で観光振興 全国13市町村が協議会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 健康や美の魅力を観光振興につなげようと、長野県山ノ内町や北中城村など全国13市町村が9日、自治体協議会を立ち上げた。2025年の大阪・関西万博を訪れる外国人観光客の誘致や国内外への情報発信で連携する。笑いや歌、スポーツ、食文化など関連分野の魅力を幅広く取り上げる考えだ。
 名称は「健康・美・長寿推進協議会」。東京都内で記者会見を開き、福島県田村市の白石高司市長は、特産のエゴマを「食べると10年長生きするから地元では『じゅうねん』と呼ぶ」と紹介。山ノ内町の平沢岳町長は「リンゴやモモといった特産の果物は、健康にもいい。豊富な温泉や自然とあわせて売り出したい」と抱負を述べた。
 協議会は、日本の健康寿命が世界一であることからスローガンに「健康・美・長寿の聖地 日本」を掲げた。特に若者向けのオリジナル動画を作成して特設サイトや交流サイト(SNS)で紹介するほか、各自治体を巡る「聖地ツアー」を企画する。