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カスハラ「組織で対応」 ローソン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ローソンは9日、客が従業員らに理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)に対する基本方針を発表した。罵声や侮辱、暴行といった行為に「個人の対応とせず、組織的に対応する」と明言した。同社によると、大手コンビニで方針を対外的に公表したのは初めて。カスハラの対象となる行為を例示して社内外に周知し、従業員を守るのが狙い。
 基本方針は、一部の客からの意見や要望には社会通念上、不当なものがあると指摘。「就業環境の悪化につながる深刻な問題が発生している」と強調した。
 カスハラの対象例として従業員への威圧的な言動や大量の問い合わせ、待ち伏せなどを挙げた。こうした行為があった場合、警察や弁護士などに相談し当該客の入店や取引を断る場合があるとした。過去の詳しい事例は示していない。