沖縄美ら島財団は、太陽光発電パネルや蓄電池を使って電気を供給する「かりーるーふ」の運用を8日から本部町の財団施設で開始した。施設の年間の電気使用量の約43%(105キロワット)を賄うことができ、年間で約116トンの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込まれるという。
「かりーるーふ」は沖縄電力グループの沖縄新エネ開発が手掛ける。利用者は無償で設備を設置し、発電した電気を割安で購入できる仕組み。
財団は沖縄美ら海水族館周辺の緑化活動が評価され、2023年2月~28年1月まで「県CO2吸収量認証制度」の認証を取得している。環境課題へのさらなる取り組みを進めようと実施した。
蓄電池も活用することで、非常時の事業継続計画(BCP)対応も強化する。
今回の導入で、沖縄新エネ開発が事業者向けに運用する、かりーるーふの累計は1960キロワットとなった。
(與那覇智早)
有料
CO2 年116トン削減効果 美ら島財団 新エネ社太陽光パネル運用
この記事を書いた人
琉球新報朝刊