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ブラジル、X遮断開始 最高裁命令 マスク氏と対立


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【サンパウロ共同】ブラジル最高裁のデモラエス判事は30日、国内のX(旧ツイッター)のサービス停止を命令、地元メディアによると31日に遮断が始まった。登録アカウント数が2千万以上とされるブラジルで、投稿
や閲覧ができなくなった。
 命令の背景には、Xを率いる米実業家イーロン・マスク氏と最高裁との関係悪化がある。ブラジルの司法当局は極右勢力などによる偽情報の拡散防止を念頭に置き、特定のアカウントを制限するようXに要求した。これに対してマスク氏は「検閲」と反発して応じず、デモラエス氏を「判事のコスプレをした悪の独裁者」などと呼び、激しく糾弾していた。