トヨタ自動車は2日、車の量産に必要な「型式指定」の認証不正をしたために停止している「ヤリスクロス」など3車種の生産を約3カ月ぶりに再開する。台風10号の影響で停止していた国内全14工場も順次稼働した。
認証不正問題で生産を停止していた3車種は、ヤリスクロスのほか「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」。子会社のトヨタ自動車東日本の宮城大衡工場(宮城県大衡村)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)で生産していたが、6月に停止した。
その後、安全性を確認できたとして国土交通省が出荷停止の指示を解除したことを受け、9月2日に再開するとしていた。
これとは別に、トヨタは台風による物流への影響に伴う部品欠品や従業員の安全などを考慮し、8月28日に全14工場を停止していた。
トヨタは生産停止による落ち込みを補うため、休日稼働などによる挽回生産も検討している。
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認証不正3車種 トヨタ生産再開
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琉球新報朝刊