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グラングリーン6日開業 大阪駅北再開発 公園や事業創出拠点


グラングリーン6日開業 大阪駅北再開発 公園や事業創出拠点 再開発が進むグラングリーン大阪=3日午後、大阪市
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」で3日、報道向け内覧会が開かれた。6日に一部先行開業する。広大な都市公園をオフィスビルやホテルが囲み、大企業とスタートアップ(新興企業)が入り交じる事業創出拠点が誕生する。総事業費は約6千億円。2025年大阪・関西万博を前に、20年以上続くうめきたの再開発は大詰めに入った。
 「最後の一等地」と呼ばれたJR貨物の梅田駅跡地(約24ヘクタール)は、1987年の国鉄分割民営化に伴い売却が決まった。2002年に街づくりのコンセプトを決める国際コンペを実施し、再開発がスタート。先行開発された1期区域(約7ヘクタール)で13年に大型複合施設「グランフロント大阪」が開業した。1期と2期を合わせた総事業費は約1兆円となる。
 6日に先行開業する北館は、飲食店や本屋などの商業施設と米ヒルトンのホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」、産官学連携のイノベーション施設「ジャムベース」が入る。ターミナル駅直結で世界最大級の都市公園「うめきた公園」は、約4・5ヘクタールのうち7割がオープンする。