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トウモロコシの新品種活用検討 うるま市、畑を視察


トウモロコシの新品種活用検討 うるま市、畑を視察 「照間トウモロコシ」について説明する田場佑俊さん(左端)と、うるま市農林水産部の職員ら=8月30日、うるま市与那城照間
この記事を書いた人 Avatar photo 玉寄 光太

 【うるま】うるま市農林水産部の職員らは8月30日、農学博士の田場佑俊さんが約10年かけて、沖縄の気候や土壌に合うように独自開発した「照間トウモロコシ」の普及や活用方法などを検討するため、市与那城照間にある田場さんの畑を視察した。

 国際機関の研究員としてトウモロコシの種を保存するため南米を渡り歩いてきた田場さんによると、トウモロコシは食べるためだけでなく、家畜の飼料やバイオエタノール、医薬品などの原料として広く活用でき、産業化が期待できるという。

 市職員らは、田場さんの話に熱心に耳を傾けていた。同部生産振興課の金城博史課長は「市として何ができるかを検討していきたい」と話した。

 田場さんは「市が興味を持ってくれてうれしい。いろいろな人が協力し合って普及してほしい」と述べた。

 (玉寄光太)