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中国景況感 6割「悪化」 現地の日本企業


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 【北京共同】中国に進出する日本企業でつくる中国日本商会は8月30日、事業環境に関するアンケート結果を公表した。2024年の景況感が前年よりも「悪化」または「やや悪化」すると予測した企業は計60%に上り、5月公表の前回調査の50%から大幅に増加した。江蘇省蘇州市で日本人母子らが切り付けられた事件を受け、邦人の安全確保を求める声も上がった。
 中国の景況感が「悪化」すると回答した企業は前回から7ポイント増え22%に、「やや悪化」は3ポイント高い38%となった。
 他方で「改善」は横ばいの1%、「やや改善」は4ポイント低い10%にとどまった。業種別では、値下げ競争が激化している自動車など輸送機器関連は計74%が「悪化」または「やや悪化」と回答し、認識の厳しさが際立った。
 24年の投資額については「投資しない」と「前年より減らす」との回答が計45%を占め、前回より1ポイント増えた。「大幅に増加させる」「増加させる」は1ポイント低い15%だった。