有料

全国7月消費 前年比0.1%増


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 総務省が6日発表した7月の家計調査は、1世帯(2人以上)当たりの消費支出が29万931円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0・1%増となった。プラスは3カ月ぶり。賃上げを背景にテレビや旅行への支出が増えた一方、物価高が長引いていることから食費などを切り詰める動きも目立った。
 支出の項目別では「教養娯楽」が5・6%増。パリ五輪の自宅観戦需要でテレビが好調だった。パソコンも買われ、国内パック旅行費も増えた。夏のボーナスの伸びが大きく、定額減税が重なったことが後押しした。
 「住居」は17・3%増で、システムキッチンなどリフォーム関連の支出が膨らんだ。毎月の変動の大きい項目だが、7月は全体を押し上げるほどの伸びだった。