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コメ流通円滑化へ要請 農水省 品薄で卸業者に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 農林水産省は6日、一部でコメの品薄が続いているとして、卸売業者などに対し、円滑な流通に取り組むよう重ねて要請した。同様の通知は8月27日以来2回目で、品薄が解消していない状況を踏まえた。消費者に確実にコメが届くよう、業者による売り惜しみなどを防ぐのが狙い。
 坂本哲志農相は高値が続く2024年産米に関し「円滑な流通が進めば、一定の価格水準に落ち着く」と見通しを述べた。農水省は、来週から北海道や東北といった主産地からの新米が出回る見込みだとしている。4日の農水省の会議で、流通関係者は24年産米の店頭価格が5キロで3千円を超えたと紹介。23年産の2倍近い価格となった。