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自動中型バス 高速道で実証 中部空港周辺


自動中型バス 高速道で実証 中部空港周辺 運転手がハンドルから手を離して走行する自動運転の中型バス=7日午後、愛知県常滑市
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 愛知県は7日、常滑市の中部空港周辺の高速道路などで自動運転中型バスの実証実験を始めるのに先立ち、走行の様子を報道陣に公開した=写真。加減速とハンドル操作が自動で、運転手が乗る必要のある「レベル2」の車両を使用。運転手が時折、手動でブレーキなどを操作していたが、ほとんどの区間を自動で走行した。県によると中型バスを用いた高速道路での実験は国内初。
 実証実験は民間企業に委託し、12~14日に行われ、一般客も乗車可能。同市のイオンモール常滑―中部空港間を結び、夜間や海岸付近の横風の強い高速道路での走行、ETCゲートのスムーズな通過などを検証する。3D地図と人工衛星信号に加え、道路に埋設された磁気マーカーをセンサーで読み取って車両位置を特定する技術を使用。状況に応じて最適な方法を選択できるという。