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東証続落、175円安 一時1100円超下落も


東証続落、175円安 一時1100円超下落も 日経平均株価の推移(9日終値)
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 週明け9日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が5営業日続落した。終値は前週末比175円72銭安の3万6215円75銭。終値として8月9日以来、1カ月ぶりの安値水準を付けた。前週末6日に発表された米国の雇用統計を受け、米景気減速への警戒感が高まり、平均株価は朝方に一時1100円超下落。その後、値下がりした銘柄を買い戻す動きが出て、下げ幅を縮めて取引を終えた。
 東証株価指数(TOPIX)は17・69ポイント安の2579・73。出来高は約18億100万株。
 平均株価への影響が大きい半導体関連株が終日売られ、相場を押し下げた。朝方は、6日の米国市場で主要な株価指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄で売り注文が膨らんだ。
 午後にかけ、外国為替相場の円安ドル高進行が追い風となって、精密機器など輸出関連株の一角に買いが入り、下値を支えた。