経団連は10日、スタートアップ(新興企業)の育成に向けた政府への提言を発表した。企業支援や知的財産戦略などの専門家で構成する民間の支援チームを立ち上げ、大学の有望な研究を発掘できる体制をつくるべきだとした。世界で活躍できる企業の出現を後押しする。政府にはチームが活発に活動できるよう、費用面を軸とした支援を求めた。
支援チームは、バイオや創薬など事業化できれば産業や社会を一変させる可能性を持つ技術「ディープテック」を中心に分野ごとに設置し、優れた研究成果を探す。大学側の自発的な起業を待たず、外部からの助言と指導で事業化させることを目指す。
大企業は、未使用の特許をスタートアップに寄付することや、低価格での売却を積極的に行うべきだとした。
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有望な研究発掘 新興企業育成へ 経団連が提言
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琉球新報朝刊