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うまかっちゃん40億食突破 45周年、九州シェア首位


うまかっちゃん40億食突破 45周年、九州シェア首位 ハウス食品の袋入り即席麺「うまかっちゃん」
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ハウス食品が西日本を中心に販売する袋入り即席麺「うまかっちゃん」の累計販売数が7月に40億食を突破した。九州人の好みに合わせた豚骨味が人気を集め、九州の袋入り即席麺の販売額シェアで首位を走る。12日に誕生45周年を迎え、担当者は「長く愛してもらえてありがたい」と感謝を示す。
 うまかっちゃんは1979年に販売を始めた。当時ハウスが販売していた即席ラーメンはしょうゆ味や塩味。豚骨好みの九州では受けが悪く「九州で売れるラーメンを」と開発に乗り出した。
 担当者が九州各地のラーメンを食べ歩いたり、主婦を対象に試食を重ねたりして、豚骨ベースの白濁スープが完成。博多弁で「おいしい」を意味する「うまか」にちなんで「うまかっちゃん」と名付けた。
 九州でファンを増やし、現在は西日本を中心に計5種類を販売している。福岡県内の工場のみで生産を手がけるなど、“地縁”を重視し、味も発売当初から大きく変えていないという。
 45周年にあやかって過去の人気商品の再販に乗り出したり、有田焼の特製どんぶりを限定販売したりと、新旧ファンの双方が楽しめる工夫も凝らす。
 担当者は「世代を超えて食べてもらいたい」と意気込んだ。