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地域活性化へ4000億円投資 ゆうちょ銀、来年度まで


地域活性化へ4000億円投資 ゆうちょ銀、来年度まで 講演後、質問に答えるゆうちょ銀行の笠間貴之社長=20日午後、東京都千代田区
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 ゆうちょ銀行の笠間貴之社長は20日、東京都内で共同通信加盟社向けに講演し、地域経済の活性化に向け、後継者不足に悩む企業の事業承継や再生支援、スタートアップ(新興企業)などへの投資を強化する方針を示した。笠間氏は「社会と地域の未来をつくる」と述べ、2025年度末までに計4千億円程度投資することを目指す。
 5月に設立した完全子会社の「ゆうちょキャピタルパートナーズ」を中心に地域金融機関とも連携し、投資先の候補企業探しや、出資した企業の商品の販売支援にも力を入れる。笠間氏は「全国津々浦々にネットワークを保有する強みを生かす」と強調した。
 デジタル関連のサービスは、全国に約2万4千ある郵便局を活用する。窓口に来る顧客にスマートフォン向けの通帳アプリの利用を促し、顧客との関係を深める。笠間氏はアプリを通じ「銀行の枠を超えた多様な商品を案内する」と述べ、公共料金や通販などの生活サービスの取り扱いを強化する。
 アプリの登録数は6月末時点で1128万口座あり、28年度末に2倍以上の2500万口座まで増やす計画だ。