米投資ファンドのベインキャピタルは24日、中古バイク販売最大手のレッドバロン(愛知県岡崎市)を買収すると発表した。レッドバロンは非上場で、親会社「レッドバロンプロパティーズ」の株式の過半数を創業家などから年内に取得する。営業戦略の強化やデジタル化を支援し、中長期的な成長を促す。将来的な上場を視野に入れる。
レッドバロンは創業者の杉浦斉(ひとし)氏が昨年8月に死去し、事業承継が課題の一つとなっていた。創業家は引き続き一部出資を続け、現在の経営陣も続投する見通し。ベインは買収総額を明らかにしていない。
レッドバロンは1972年に「ヤマハオートセンター」として創業し、国内に305店の直営店を持つ。国内外の新車、中古車を取り扱い、年間販売台数は10万台を超える。2023年10月期の連結売上高は889億円。
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レッドバロン買収へ 米ベイン、上場視野に
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琉球新報朝刊