【ジュネーブ共同】国連の世界知的所有権機関(WIPO)が26日発表した2024年版「世界イノベーション(技術革新)指数」で、日本は前年と同じ13位だった。首位は14年連続でスイス。11位の中国や37位のトルコ、39位のインドなどが「この10年間で急速に上昇した」と指摘した。
133カ国・地域の技術革新の投資と成果を細分化した指標で評価。日本は特許や知的財産などの指標で高く評価されたが、国内総生産(GDP)に占める教育費や情報通信技術(ICT)の輸出などが「弱み」とされた。
2位はスウェーデン、3位は米国で、いずれも前年と同じ。シンガポールは順位を一つ上げ4位、英国は一つ下げて5位だった。
上位層の顔触れに大きな変化はないが、13年版までさかのぼると中国は35位、トルコは68位、インドは66位で、新興国の急成長が目立った。
有料
世界の技術革新、日本13位維持
この記事を書いた人
琉球新報朝刊