厚生労働省が1日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・01ポイント下回る1・23倍で2カ月ぶりに低下した。物価高や円安で採用を控える動きが見られるという。総務省が同日発表した8月の完全失業率(同)は、前月より0・2ポイント低い2・5%で2カ月ぶりに改善した。
有効求人倍率は下がったが人手不足は続いており、厚労省は横ばい傾向と指摘している。都道府県別では最も高い東京が1・76倍で、神奈川の0・91倍が最低だった。
完全失業者数は前年同月比11万人減の175万人で、5カ月ぶりの減少。
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全国求人倍率は 2カ月ぶり低下 失業率2・5%に改善
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琉球新報朝刊