赤沢亮正経済再生担当相は2日、就任後初めての記者会見で、10月使用分で打ち切り予定の電気・都市ガス代を抑える補助金の延長を示唆した。「冬になれば電気代やガス代がかさむ事態も出てくる。国民が物価高で苦労するのは本意ではなく、最大限できることはやっていく」と述べた。
赤沢氏は石破茂首相の最側近で、経済対策の全般を担う。年内限りで期限を迎えるガソリン価格を抑える補助金についても延長の可否を判断するとみられる。
電気・都市ガス代の補助は、物価高騰に対する家計支援の一時的な措置として2023年1月に開始。24年5月使用分で終えたが、酷暑対策と銘打って8月使用分から3カ月限定で復活させた。
岸田文雄前首相はこれまでガソリンなどの補助金について「早期の段階的終了に着手すべく取り組む」と表明してきた。エネルギー業界を所管する武藤容治経済産業相は2日の記者会見でこの発言を引用し「石破政権でもこうした方向で対応する」と説明した。
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電気ガス代補助延長も 経済再生相が示唆
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琉球新報朝刊