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金融教育受けた 4%にとどまる 住友生命調査


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 住友生命保険が28日までに発表した投資に関するアンケートによると、学校などで金融教育を受けた経験がある人は4・3%にとどまった。投資の情報はインターネットで集めるとの回答が約7割で突出。経済の基礎知識や商品を学ぶスキルで、金融リテラシー(知識や判断力)が低いと感じている人が多かった。
 情報収集先(複数回答)は「インターネット」が72・1%で最多。「交流サイト(SNS)」が27・7%、「テレビや新聞」が23・4%、「金融機関」が19・7%、「周囲の人」が18・9%で続いた。政府や日本銀行などが出資して8月から本格始動した「金融経済教育推進機構」は3・2%だった。
 実業家の堀江貴文さんやジャーナリスト池上彰さんら著名人の画像を無断で使用したSNSなどでの詐欺広告が社会問題となっている。判断力を身につけるため、金融教育の理想の開始時期を聞いたところ、平均は「17・7歳」となった。
 調査は2024年8~9月にインターネットを通じて実施し、投資している20~60代の会社員千人に聞いた。