3日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発した。終値は前日比743円30銭高の3万8552円06銭。前日終値からの上げ幅は朝方に一時1000円を超えた。外国為替市場で円安ドル高が進行し、自動車や機械など輸出関連銘柄を中心に幅広く買われた。前日の石破茂首相と日銀の植田和男総裁の会談を機に円安が加速し、平均株価は激しく変動する展開となった。石破首相が2日、植田総裁との会談を巡り、追加利上げに慎重な考えを示し、日米金利差を意識した円売りドル買いが優勢となった。
株価水準が高い半導体関連株の上昇も目立ち、相場を押し上げた。東証株価指数(TOPIX)は31・75ポイント高の2683・71。出来高は約19億600万株。円相場は一時1ドル=147円台前半まで急速に円安が進んだ。平均株価は前日に終値で800円超下げた反動で、割安感のある銘柄の買い戻しも出た。
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東証反発、一時1000円超高 円安加速で輸出関連株買い
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琉球新報朝刊