日銀福岡支店の佐久田健司支店長は7日の日銀支店長会議で、九州・沖縄の景気を「一部に弱めの動きがみられるが、緩やかに回復している」と報告し、7月の前回判断を維持した。項目別でも個人消費や公共投資といった全ての判断を据え置いた。
個人消費は、宮崎県で最大震度6弱を観測した地震や台風の影響で、需要が下押しされたものの、猛暑でエアコン販売などが好調だったことなどから「物価上昇などの影響を受けつつも、堅調に推移している」と分析。防災や防衛関連の工事発注が旺盛な公共投資は「増加している」とした。
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九州沖縄の景気 「緩やかに回復」 日銀、判断維持
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琉球新報朝刊