水産庁は11日、ミナミマグロの漁獲枠を話し合う国際会議で、現行の国別配分を維持することで合意したと発表した。日本分は年間7295トンで、2026年まで適用される見通し。昨年の会議では資源量が回復傾向にあるとして、24~26年の国別漁獲枠を21~23年に比べて約17%拡大すると決定。今年の会議でも昨年の決定を維持することを確認した。
ミナミマグロは高級すしネタや刺し身として人気で、南半球の高緯度海域を中心に生息する。
国際会議は「みなみまぐろ保存委員会」の年次会合。今月7~10日に台湾で開かれ、八つの国・地域の配分維持を決めた。全体の漁獲枠は2万647トンで、配分は日本とオーストラリアが最も多い7295トン。韓国と台湾が1468トンずつで続いた。
有料
ミナミマグロ 漁獲枠を維持 日本7295トン
この記事を書いた人
琉球新報朝刊