【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングは11日、今後数カ月間に全従業員の約10%の人員削減を実施すると発表した。削減数は1万7千人規模になる見通し。同社は機体の品質問題による業績不振に加え、9月に始まった米国内でのストライキ長期化も経営に打撃となり、財務基盤の悪化に直面していた。
開発を進めている次世代大型機「777X」については、初出荷時期がこれまで見込んでいた2025年から26年にずれ込む、との見方を示した。ボーイングの従業員数は23年末時点で約17万1千人。削減対象には幹部や管理職も含まれるという。
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米ボーイング社 従業員10%削減 1万7000人以上
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琉球新報朝刊