総務省が18日発表した9月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は108・2となり、前年同月比2・4%上昇した。伸び率は8月の2・8%から0・4ポイント縮小し、5カ月ぶりに鈍化した。コメ類は49年ぶりの伸び率となったが、電気代とガス代が政府補助金の再開で値下がりしたことが全体を押し下げた。
項目別では、電気代は15・2%、都市ガス代は8・3%それぞれ上昇したものの、伸び率は8月から大幅に抑えられた。コメの高騰を受け、生鮮食品を除く食料は3・1%上昇した。
生鮮品を除く食料では、国産の豚肉が6・7%上がった。今夏の猛暑で成育が悪く供給量が減った。チョコレートは物流費などの上昇で9・8%上がった。生鮮食品ではトマトが12・2%、ナシが13・4%上がった。いずれも猛暑の影響で出荷量が減った。
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9月物価2.4%上昇 全国、5カ月ぶり伸び鈍化
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琉球新報朝刊