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農業特化型AI 農研機構が開発 三重で試験運用


農業特化型AI 農研機構が開発 三重で試験運用 新開発した農業特化型の生成AIについて説明する農研機構の川村隆浩氏=18日午後、東京都内
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 茨城県つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は18日、気候や土壌の情報などを学習した農業特化型の人工知能(AI)を開発し、三重県のイチゴ栽培で試験運用を始めると発表した。生成AIによる専門知識の提供で農作業の効率化につなげる狙いだ。
 開発した生成AIは、基礎的な農業知識に加え、農研機構の研究データやJAの栽培マニュアルなど一般公開していない専門情報を学習。従来のAIとは異なり、栽培に適した温度の提案など具体的な回答ができる点が特長という。
 東京都内で記者会見した川村隆浩氏は「担い手育成に貢献し、地方創生や食料安全保障を支援していきたい」と述べた=写真。
 2025年度末まで試験運用する。営農を支援する三重県の普及指導員が、生成AIとのチャットの回答をチェックし、精度向上を図る。