千葉県は23日、香取市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの疑い事例で、遺伝子検査の結果、陽性と確認したと発表した。養鶏場での確認は今季、北海道に続き全国で2例目。採卵鶏約3万8千羽の殺処分や、周辺の消毒などの防疫措置を進める。
現場から半径10キロ内にある、この養鶏場を除く計48カ所の施設や農家に対し、飼育されている採卵用や食肉用の鶏など計約370万羽の移動や搬出を制限した。
熊谷俊人知事は「養鶏が盛んな地域であり、まん延防止に万全を期すように」との指示を出し、改めて県内全ての養鶏場や農家に感染防止対策の徹底を強く呼びかけるよう関係部署に求めた。県などは、24日の殺処分完了を目指す。
養鶏場での今季の鳥インフル全国1例目は、北海道厚真町で発生。今月16日に通報が寄せられ、17日に陽性確認。約1万9千羽が殺処分された。
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千葉で鳥インフル 今季2例目 3万8000羽殺処分へ
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琉球新報朝刊