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米ボーイング社 労組がスト継続 日本に影響も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ワシントン共同】米ボーイングに対しストライキを実施中の労働組合は23日、会社側が提案した4年間で35%の賃上げを含む新たな労働協約案の受け入れを拒否した。投票の結果、64%が反対した。9月から始まった16年ぶりのストは継続される。機体の品質問題などで財務状況が悪化する中、経営のさらなる打撃となる可能性がある。
 民間機の機体の一部は三菱重工業など日本企業も担っている。ストがさらに長期化すれば、日本の航空産業への影響も懸念される。
 労使交渉が難航しスト終結の見通しが立たない中、会社側は米政府の仲介の下、今月19日に35%の賃上げのほか、7千ドル(約107万円)の一時金の支払いなどを盛り込んだ新たな案を提示。労組側は23日に組合員の投票にかける方針を示していた。