【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は30日、中国から輸入する電気自動車(EV)に追加関税を発動した。従来の10%に最大35・3%を上乗せし、関税は最大45・3%となる。中国製EVへの中国政府の不当な補助金が「欧州自動車産業の脅威になっている」と判断した。産業を保護するため、公平な競争条件を確保する狙い。
中国製EVを巡っては、米国が9月に制裁関税を25%から4倍の100%に引き上げた。カナダも10月から100%の追加関税を課しており、中国との貿易摩擦は深刻化の様相を呈している。
中国商務省はEUの発表を受け「中国企業の合法的利益を断固として守る」と強調し、対抗措置の発動を示唆した。
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中国製EVに EU追加関税 最大35・3%上乗せ
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琉球新報朝刊