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石垣で種もみ つなぐ絆 岩手ブランド米、発売30周年


石垣で種もみ つなぐ絆 岩手ブランド米、発売30周年 照屋義実副知事(中央)に感謝を伝えるJA全農いわての〓橋司県本部長(左から2人目)、西村琢真米穀部米穀販売課長(左端)、岩手日報社の川村公司社長(右端)=1日、県庁
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 沖縄で育った種もみから生まれた岩手県のブランド米が今年で発売から30周年を迎え、JA全農いわての〓橋司県本部長と岩手日報社の川村公司社長らが1日、沖縄県庁に照屋義実副知事を訪れた。
 岩手県は1993年の大冷害で深刻な米不足に見舞われたが、石垣島で実施された「種もみ緊急増殖事業」により、危機を乗り越えた。
 〓橋氏は「種もみすらない事態で、平成でもそんなことがあるのかと驚いた」と当時を振り返った。川村氏は「末永い交流をいろんな形で続けていきたい」と両県の今後のつながりに期待した。
照屋副知事は「マラソンに出たり高校生で交流したりと、いいきっかけ作りを米が進めてくれた」と語った。(與那覇智早)