コザしん経営者友の会は10月22日、那覇4支部合同セミナーを那覇市のコザ信用金庫開南支店で開いた。コザ信金の前屋誠専務理事=写真=が登壇し「データで読み解く那覇市の経済」をテーマに講演した。
前屋氏は県内の人口減少に着目し「サービス業の生産性を上げる工夫が必要だ」と強調した。
2020年と比較して50年には県内の人口が5・2%減少し、那覇市の20代は27・1%減少すると推計。消費者や生産年齢人口が減少するため、商品やサービスの付加価値を高めたり、コストカットしたりすることなどで、収益を確保することが必要だとした。
サービス業について「これまで人口増加に伴い発展してきたが、サービス業は機械化が難しく、人手で賄うことが多い」と説明。人口減の中でも、情報通信業や機械化が進む建設業は労働生産性が高い傾向にあると指摘した。 (與那覇智早)
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生産人口減少へ 企業は「工夫を」 コザ信・前屋氏が講演
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琉球新報朝刊